第2回ソーシャルアントレプレナー研修が8月22日から24日まであり、静岡県の商業生の代表36名が、宮城県の石巻市、女川町を中心に視察・交流を行いました。
本校からは3名の生徒が参加し、東北大震災の実態を見て、内容の濃い研修になりました。
12月には全校生徒に報告会を行う予定です。
3年 金指
私は震災当時、現場をテレビで見ることしかできなかった。だが、今回のセミナーで実際に現場に行き、生々しく惨い光景から、一歩一歩復興に向かっている光景までを、自分の目で見ることができた。私が一番印象的だったのは、震災で火事による大被害を受けた門脇小学校に行った際、小学生たちが校舎の周りの狭い駐車場で一生懸命に野球の練習をしていた姿だ。誰もが辛い経験をしたのにそれを感じさせない程の生き生きとした姿に衝撃を受けた。私はこの経験で感じたことのすべてを周りの人たちに伝えていきたい。
3年 石田
3日間の東北研修を通して震災の恐ろしさを目の当たりにしました。多くの方が命を落としてしまった地に立ち、自分がこうして生きていること、家族や友人が当たり前のように傍で笑っていることが、どれほど恵まれているのかを感じました。今自分が被災者の為に出来ること、来ると言われ続けている大地震に備えて出来ることを学びました。全校生徒に自分達が感じた事を伝えていきたいと思います。貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
3年 吉川
今回東北研修で私達はたくさんの被災地を訪問しました。その中でも印象に残ったのは女川地区です。海沿いにある地上16mの高台にある病院でさえ前後からくる波にのまれ、たくさんの命が失われたと聞き、胸が締め付けられるような思いでした。私達が住んでいる静岡は地震対策が他県よりしっかりしているだろうと思っていました。しかし、この研修に参加し被災地の生の声を聞いて、もっと想定外に備えて防災対策をするべきだと思いました。このような体験をさせていただきありがとうございました。